考える技術・書く技術~日本人のロジカルシンキング実践法~を読んで
↓読み飛ばし可↓
どうやって読むか?
私は本を読むのが苦手なので、166ページもある本をどうやって攻略するか考える事から始めた。ちょっと前に見たYoutubeで本を沢山読む方法で面白いものがあったので、こちらを参考にした。
動画の内容を簡単に説明すると、本の帯やブックカバー、前書き、あとがきから作者が伝えたい事を想像して、読む章を決めてから読み始めるといった内容がメインで、後は本はきれいに使うのじゃなく、大事な場所に色分けして線を沢山引きましょうといった内容。(線を引くのは会社の本だったので、さすがにできなかった。。。)
後、本の1-2章はイントロダクションで導入部分なので、3章あたりから本題に入る感じなので、そこから読み始めると良いとのこと。つまり、読破に拘らない。
色々と準備をして読み始めたんだけど、イントロダクションの部分が数ページだったのと、伝えたい内容がOPQ分析、しりてがの接続詞だったので内容が限定されていたのであっという間に全ページ読めました。
本題
気なった個所は以下です。
- OPQ分析について
- 要約のしかた
- 「しりてが」接続詞の禁止
OPQ分析について
文書を書くときに起承転結で書いてしまいがちだけど、物事を考える場合は起承転結が便利なだけであって、文章のライティングは別物とのこと。
じゃあ、何を軸に書くの?ってなったときにOPQ分析を使う。
- O:Object(望ましい状況)
- P:Problem(問題)
- Q:Question(読み手の疑問)
- A:Answer(答え)
Questionの部分って課題の部分だけど、課題っていつも言われて、問題と課題の違いに苦戦していたが読み手の疑問と、本書では書いてあってなんとなくわかった気がしました。疑問=課題で考えて、O+P割る2で疑問、課題を考えるとわかりやすそう。いや、余計にわからなくなったか。。。課題を疑問に置き換えるとわかりやすそう。
O:Objectを土台にA:Answerに向かって深堀していけば、文章のピラミッド化ができロジカルシンキングできそう。
要約のしかた
要約から入るのでは無く、グループ化から入らないから要約に苦労するということに気が付きました。とりあえず、グループ化してみる、その内容を要約するとよさそう。
その他は、以下に注意
- 名詞表現、体言止めは使用禁止
- あいまいな言葉の使用禁止
- メッセージは一つの文書で表現する
あいまいな言葉の使用禁止に関しては、「見直し」「再構築」「問題」「適切な」は便利なので使ってしまいがちですが、注意します。ちなみに好きな言葉(よく使ってしまう)は「問題について」「再構築」です。
XXの再構築するといいがちだけど再構築が目的ではなく、解決が目的で再構築は手段なので、その辺りはき違えないようにしようと感じた次第です。
「しりてが」接続詞の禁止
以下のような接続詞を多用すると文章がわかりずらくなる。
「・・・し、・・・」
「・・・であり、・・・」
「・・・して、・・・」
「・・・だが、・・・」
「・・・せず、・・・」
例えば
A社は倒産し、B社は黒字になった。
修正例では
A社は倒産したにもかかわらず、B社は黒字になった。(逆説)
A社が倒産したおかげで、B社は黒字になった。(因果関係)
このようにすると読みやすくなる。
andで繋げないと文章が構成できないので、接続詞0は難しいが、多用するとわかりにくい。and andなら工夫できそうだけど、adn adn andの場合は難しい。
その場合は、要約に立ち返って要約できないか考えるといいのかな?
まとめ
まず、本の内容が読み手を意識した内容にまとまっていて読みやすかったです。
OPQ分析や接続詞の多用禁止の一部の内容に関しては、どこかで聞いたことがある内容でしたが、改めて見返してとらえ方を変えたり、要約からやり直してみるといった内容に気が付くことができました。
読む前に効率良く読むにはどうしたらいいかって事を考える事ができたので、考える力に関しては達成できた気がしますw